何かが必要な時、
それを使うために、
さらに必要なものが増える、
ということがよくある。
そして、それは特に意識されずに。
当たり前を例に出す。
人間は靴を履く。
素足で靴を履くと足が蒸れてしまうので、
靴下を履かなければならない。
誰もが靴下を履くことなど習慣になっているので、
靴下を履くことを面倒だとは思わない、
靴下を買うコストをカットしようなどとも
思わない。
単体で完結するものなど無い。
食べ物を食べれば、
飲み物が欲しくなる。
食事が終わったら、
歯磨きをする。
歯を磨くには、歯ブラシだけでなく、
歯磨き粉も必要になる。
歯を磨いた後には、口をゆすぐために、
コップが必要だ。
お風呂に入ったら、体や髪を拭くために
タオルやドライヤーが必要になる。
普通に生活をするにも、
単体で成り立つモノは無い。
必ず付帯するモノが必要だ。
何か購入する時には、
その他に何が必要になるか、
想定しなければならない。
そして、販売する側は、
必要なものを全て提案し
売り上げと利益の最大化をしなければならない。