生物は外敵から身を守るため、
皮膚という鎧をまとっている。
皮膚は何かを吸収するためのものではなく、
外側からの攻撃から体の内部を守るためのもの。
肌を美しくしたいといって、
外側からどんな栄養薬を塗った所で、
皮膚はその薬という異物から身を守るために吸収はしない。
体は食べ物から作られていき、
内側に出来た細胞が分裂していき、
外側に現れてくる。
内側で出来た細胞がどんどん表面に押し上げられていき、
外側に現れる。
つまり外側に現れている皮膚の細胞は、
細胞の最後の状態ということ。
あとは皮がめくれ、垢になってはがれるだけ。
細胞の最後の状態の皮(皮膚)に何を施しても対して意味はない。
多少の延命措置にはなるかもしれないが。
口から食べ物を摂取し、
胃で分解し、
腸で吸収、
臓器を経由し、血液となって全身に運ばれる。
そしてようやく、皮膚の深く内側で細胞になる。
外側の皮膚として表面に現れるまではまだまだ先だ。
これが体の原理原則、
この原理は他のことにも応用出来るか。
会社。
会社でいう、表面の皮膚とは、
表面に見えているもの、
その会社の商品、サービス。
商品、サービスを良くするためには、
内側から変えるしかない。
内側とは、
外から見えない内部。
顧客と接しているスタッフ
↓
本社スタッフ
↓
そして
経営陣、社長の考え方、理念
外側に見えているものを変えるためには、
内側を変えるしかない。
食べ物を摂取してから、
吸収されて、皮膚になるまでには時間がかかるように、
内側を変えてから、
実際に外側が変わるまでには、時間がかかるということ。
全ては同じ。